藍色の腕時計

たっぷり文学系

続・就作品プレゼンテーションを終えて(後輩へアドバイス)

(必ずしも)就活っぽい作品を作る必要はない

(この記事は学内で課題として計上される後輩へのアドバイスをブログに書いたものになります)

結論から言って、自分の興味がある企業からはバッチリ反応してもらえたので自分の好きな作品を作るのも良いです。 いきなり余談なんですが、僕は就プレの前から色々な企業と面談していたこともあり、正直就プレに出るのは面倒だったけれど、いい感じの企業からお声掛けをもらえたので、そういう生徒もスーツを着るのだけ我慢してイベントに臨むと良いと思います。

具体的には

さんなどから当日お声掛けいただきました。

その他色々な企業からお声掛けいただいて、僕の場合は名刺が100枚ぐらい捌けました。

(ちなみに前のブログ記事に当日の資料などが添付してあります。)

好きな作品を作るメリット

列挙です。

  1. 開発をする上での体力トレーニングになる
  2. マッチする企業が自然に声を掛けてくれる
  3. たのしい(たのしい)

1. 開発をする上での体力トレーニングになる

大前提ですが、プログラミングは書ききらないと動きません。 どれだけ理想があっても机上の空論では動かないのです。 その点で、個人的に作品作りには体力が必要だと思っています。

開発する我々は人間なので、やはり開発に行き詰まってしまって心を病んでしまったり、途中で開発するのが億劫になってしまうこともあります。 これは個人開発だと特にそうです。 そして、規模の大きいものを作ろうとした時、それまでの幾らかの経験値がないと、それがどれぐらい大変なのかなどの見通しが立ちにくく、いとも簡単に体力切れを起こしてしまうのです。

僕はアルバイトでコードを書いていたとか、入学前から素養があった...みたいな特殊な事情もなく、いわゆる普通の生徒なのですが、結果として今回作った作品はかなり規模の大きい作品でした。 僕は初めから「面白いことじゃないと続かないよな」となんとなく察していたため、「手元のiPhoneを動かそう!(アバウト)」という気持ちで企画を始めました。 それで、慣れ親しんだデバイスを開発するということで、自分のやりたいことがどんどん膨れていって、結果すごく大規模な開発になってしまった、という経緯がありました。

そんなこんなで慣れない規模の開発に苦戦はするのですが、やはり自分の好きな題材だと、全然動かなくて「うわー死にたい」ぐらいに追い込まれても好きの力で無い体力を引きずり回すことができて、ひとまず形にすることができました。個人的な意見ですが、何度もそうやって追い込まれるたびにサイヤ人理論で体力が増えていって力がついていくものだと思います。

僕自身いまでも「うわー死にたい」には陥ったりしますが、そういう状況って本当にあと少し心を犠牲にすると問題が解決できる状況だったりします。頑張りましょう💪

2. マッチする企業が自然に声を掛けてくれる

読んで字のごとく、です。

ハッキリ言って就プレでは「これ何社断ったら良いんだろう」に絶対なります。 微妙な企業ってあるんですよね...人にもよると思いますが...。

そんな中で、自分の興味のある企業があると「その企業以外受けないぜ!」ができるのですが、ここでも好きな作品というのが生きてきます。

  • 作品そのものに就活の軸が現れてくる(自分なりに言語化できていなくても)
  • それを見た企業の側からマッチするかどうかを持ちかけてくれる
  • 御社を受験させていただきます!!!

好きな作品を作るとこの流れができます。 この辺りで読者の皆さんも飽きてくると思っているので唐突な列挙をしましたが、会話の中でこの流れができると就活をする上でちょっとだけ強くなれる気がしました。

3. たのしい(たのしい)

たのしいーーーーーーー!!!!!!🥳🎊💮🎂🎉🎈

これに尽きます。

ほとんどの後輩に当てはまると思いますが、これから人生のほとんどの時間を使ってプログラマになるんだから、プログラミングそのものに絶望するようなことがあってはいけません。 テニスの王子様の最終回みたいで恐縮ですが、技術の上達や勉強に必要なことは「楽しい」という感情に尽きると思います。

楽しいことを好きなだけやっていきましょう。

たっぷり文学系

これだけの文章を一体どれだけの後輩が読んでくれたんだろう...笑 僕は今だに就活中だし、そこまで強い生徒では無いのですが、100枚ぐらい名刺を捌いた生徒の一意見として受け取ってもらえれば幸いです。

なんというかお手軽感のある先輩だという自負があるので、IT学部3年生の一番でかいやつを見つけて軽率に話しかけてくれたら良いと思うし、色々相談に乗ります。 ツイッター経由でも可! お友達ぐらいのノリで全然構わないです。 ブログ読みましたーとか、リアクションがもらえると嬉しいと思うので! なんでもかんでもイイ感じに楽しくやっていきましょう💪

twitter.com

就職作品プレゼンテーションを終えて

当日の資料など

は、こちらになります!

SlideShare上では1つめの資料のデモ動画が動かないのですが、GitHubで確認できるようにしておきますのでそちらご参照ください(https://github.com/kwtkMe/MachiLive-for-iOS)。

就職作品プレゼンテーションis何

例のごとく当日の写真など撮り忘れてしまったのでテキストオンリーで説明します...。

就職作品プレゼンテーション、通称「就プレ」なのですが、これは学内イベントです。 HAL東京のキャンパスに企業の方をお招きして、作った作品のプレゼンテーションを通して就職活動につなげていく、というイベントです。 生徒ながらに、これがいわゆる"就職ならHAL"のCMでおなじみの就職の強いイメージの所以なのかなと感じます。

HALという学校は大阪、名古屋、東京と3校ありますが、3校の生徒が一同に会するということで、企業の方々からしても都合が良いのでしょう。 1日で600人前後、外部から人事さんやエンジニアさんがいらっしゃるようです(当日はすごーーーく混むしひっきりなしに喋っていた)。

当日の感想など

一応僕たち生徒全員がスーツを着たりして、いかにもビジネスちっくな雰囲気が出るイベントなので、こういった場所ではみんな就職におあつらえむきの「いかにも」な作品を作ったりするのですが、僕は当日自分のやりたい開発をして出来上がった作品を展示しました。

「就職先としてはどういう場所がいいのか」というご質問をいただく中で(この作品じゃ意向がわからないよなあ...笑)というのは感じていましたが、作品でツカミを経て、それからやりたいことを話すと「ウチの会社ならマッチするよ!」とプレゼンの後のお話の中で改めてリアクションいただける方が何人もいらっしゃったので、結果好きなものを作ってよかったなと感じました。 また、作ったものについて、単純に「面白いこと考えるね」「柔軟に考えられる人間性が感じられて良い」など、自由に作った点を褒めていただけたりもしたので、なんだかすごく肯定された気分になりました。 よかった。

ただ、正直(これ何件断ったらいいんだろうなあ...)みたいになってしまうことも事実で、学生側はいろんな意味で気持ちを強く持たなければいけないところが辛いなと感じました。

それでも、たった1日で(僕個人では)80人前後の方々とお話できる機会というのは本当に貴重な機会であり、この学校に入って一番恩恵を得られたイベントだなと感じました。 1日会ったくらいでどれくらい就職に有利になったのか、などは全然わからないのですが、ぼんやり受けたいな〜と思っていた企業さんがふらっと声をかけてくださって、実際にその後1週間ほどで選考フローに入ったことなどもあり、まあ効いているんだろうな、という印象です。

就職活動、正直にいって消耗戦みたいになってきたのですが、これからも頑張っていきたいと思います💪

2018年の振り返り

明けまして苦しみます

いきなり表題からかけ離れていて申し訳ないのですが、HAL東京、今年は校舎の内装を工事している関係で「夏休みは短く、冬休みは長い」というものがあり(?)現在の冬休み期間は12/1~1/31でした。 書いている今日は1/31です...ああ......

課題!w

課題が出ていたのをすっかり忘れていました😇

そういえば学校が始まるなと思ってメモ帳を見て全てを思い出しました。 それで、この表題の「2018年の振り返り」が課題の1つだったのでこのブログを印刷して提出することにします。

本題

今年の漢字」というのがありますが、個人的な一文字は「変」でした。 netwadai.com この記事によると2008年の漢字だったようです。10年前...???

ではなぜ「変」なのか、ですが僕にとって進路についてはっきり意識して色々変わったなあ、とか、学校生活でお利口さんでいるのをやめて言いたいことを言っていこう、とか、やはり「変化」のあった年だなと自覚していてこの一文字かな、と思いました。後者については内輪ネタなので割愛しますが、ここで振り返っておくべきはやはり前者でしょう。特にインターンシップが大きかったのでまずはそこから列挙です。

デザインパターンを学んでインターンシップに行った

HAL東京では進級のために制作物を提出する制度があって(HAL Event Week、以下HEW)、2年生の時はJSPServletを使ったECサイトの制作を行いました。2年生の制作はチームで行っていたのですが、振り返ってみるとGitは使わないし(なんとDropboxオンリーで進めた)みんな仕事がしたくて作業分担にすごく苦労していたな、というのを覚えています。当時僕が何をやったのかというと、(このままじゃソースコード散らかるな...)というのをそれとなく示唆して、ふんわりMVCの形で制作が進められるようにする仕事をしていました。コードをめちゃ書いた、というより「MVC」というデザインパターンを頑張って勉強して、マネジメント的なところで努力しました。

ただ、RailsやLaravelのようなフレームワークを一切使わなかったため属人的なオレオレMVCが完成してしまい、個人的にモヤモヤを解決したくて、春休みが明けた頃からRailsについて勉強をしました。それでぼんやりMVCについての考え方を掴み始めていた所に、学校経由で株式会社エイチームさんからインターンシップのお誘い(当時の記事)があり、それが自分にとって大きな転機になりました。

偶然Railsについて扱う内容だったため、すんなりインターンシップに行けることになったのは幸運でした。

Web業界がいい

インターンシップでは何もかもが洗練されていて、自分の勉強していることについて暗いな...と思い始めていた矢先、ああSIerって無いなあ(笑)ぐらいな感想を持ちました(当時学校斡旋のそういうアルバイトで邪険に扱われていた)。エイチームではメンターさんが「自分の好きなことをやって合うところに行けばいいよ」と言ってくれていたので、来たる3年生のHEWでは「iOSをやろう!」と思ってその時点からiOSアプリ開発について勉強を始めました。

……Webじゃないじゃん!というのは、個人的に「Webとモバイルは歩み寄って次第に1つのWebになるだろう(実際PWAという動きがあるそう)」という感覚があったし、みんなとは違うことがしたいな、という思いがあったからで、実際モバイルもWebも扱うWeb系企業って存在していて、みんなと違う武器を持ってアピールできているので、あの時の判断が間違いじゃなかったなという気持ちでいます。

その後は半ばウンザリしながらも10月にSIer系の企業にインターンシップ(学校のカリキュラム)に行ったりしながら、取れない開発時間の中で悩みに悩んでiOSを勉強してきました。 ただ、その場でいい人たちばかりに恵まれたので色々な意味で苦しいなあって思っていました。

雑感と総括

長くなってきたのでざっくり締めていきます。

2018年、インターンを抜きにすると別の話もあって、サポーターズさん経由で色々な企業さんと実際に話をする中で「大手って思ってたのと違うな」とか「長くエンジニアやるなら受託企業で修行したい」など、志望業界について年末にかけてじっくり研究できていたりして、やはり充実した1年だったなという思いです。

あとは11月をもって土日にフルでシフトを入れていたアルバイトをやめました。これもまた、「変」でした。僕が大学を嫌になってウロウロしていたところを捕まえてくださった品○プリンスホテルのマネージャさん各位、感謝しきれません。

Web業界、自分の観測できる限りでもTwitterを見渡すと本当にすごい人たちばかりです。SIerでもそうなのかもしれませんが、体感的に圧倒的にWeb業界に勢いがあって「やらなきゃ」とも「自分なんて全然だめだ」と思ってしまいます。でも、目指してしまったからには逃げたくないです。もう少しはやくから「変」をしたかったなあ...との後悔もありますが、やはり矜持を持って臨むしかないのだと思っています。

逆求人イベントを終えて

逆求人イベント(サポーターズ主催)に参加しました

12月22日にサポーターズさん主催の逆求人イベントに参加してきました。

参加の表明をしたのが11月末のギークフェスタの2日前だったので、ギークフェスタの際に企業のブースで居合わせた学生と「逆求人イベントをきっかけにして就活を始めてみようと思うんだけど」という話をしたのですが、「そのイベントは強い人しか来なそうだから嫌だ、参加しないよ」みたいな声を聞いたので、それはもったいないぞ、ということをこの記事には書いておこうと思います。

逆求人is何っていうのはこれです。

スキルが弱い人でも参加しちゃえば良いという話

「就活には学生のリーチしにくい情報が多い」という話題から書きます。

まず自分のスペック的な部分を書きますが、僕は入った大学を中退してまで専門学校でプログラミングを学んできましたが、特別強いわけではなく(今まで作った作品もローカルでしか動かないし今でも放置気味)、面談の中で作品について強めにアピールすることはできませんでした。 当然見せることができた方が良いと思うし、企業によってはエントリーの際に「何か作ったもののURLがあれば書くように(必須であったりなかったり)(どっちにしても圧)」という項目があって辛い思いをするので、やれるならやれるだけコミットするべきだと思います。 (以下は当日撮った写真)

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しかし、逆求人という場では学生にとって本当に多くの情報が提供されます。 単純に情報量が多いというだけでなく、普通に就活をしていたら学生の知り得ない情報に沢山リーチできます。 その中で、「考えるべきはスキルだけではなく、むしろそれ以外の要素だ」という考えに到達できたので、その点を踏まえて逆求人のメリットをいろいろ書きます。

スキルが足りないからという理由で、就活する上で全員が考えるべき問題について先送りにしてしまうのはもったいないんですよ。

就活は企業に媚を売るものだと思っていた

端的な書き方をしますが、就活では「自分の素を大事にすることが重要」だということを聞いたし、そのおかげで就職先について具体的に考えることができるようになりました。

イベント当日ですが、僕はスキルについてだけで25分(1社あたりの持ち時間)も話せないと思っていたので、最終兵器として「就活って何をすればいいんですか」という質問を用意して10社と面談しました。 この質問を多くの企業に1日でできたのが大きいと思っていて、ほとんどの企業から「最終的に合うか合わないかを見るので素で来てくれるとお互いに(入社後も)幸せだと思う」との回答をいただきました。 つまりここで一度に多くの企業から「媚びなくていいよ」と肯定してもらうことができたのです。 (当日持ち込んだスライドはこれ)

あれ???でもこれってほとんどの企業が就活のためにやるべきことを示唆しているような...

自己研究をやれ(やっぱり圧)

うっ(足りないスキルのことを考えるあまり自己研究してなかったわ😇)、となりました。 話をしていて。

どうやら就活において、新卒でエンジニアになるためにスキルを問うシーンは「必須or二の次or無し」で、自己研究が必須の要件になってくるみたいだというのを察することができました。 それはそうだ...。

でも、そこは流石に逆求人というのが救いのあるイベントで、面談をした企業のほとんどから会社見学のお誘いや選考の優先案内を受けたりすることができます(当日の出来に左右されないと思う)。 企業ともっと綿密なお話ができたり、実際にざっくり就活をしてみて傷つくなどをすることができて、何もないところから自己研究をするよりも圧倒的にやりやすい状況に身を置くことができます。

少し具体的な話をすると、僕はエンジニアとして就職するなら自社開発の企業が良いよねーぐらいに思っていたのですが(大手志向)、当日、規模は小さいながらも受託で丁寧な仕事をしている、という会社に出会うことができて、うまく言語化ができないけど興味を持ち始めている自分がいて、「就活における自分の軸」について熟考することができています。

あと、視座の高いベンチャー企業の方々に飲みに誘って頂いて、イベントのその後色々話すんですが、趣味とか価値観が合わないとキツイなぁ...と思ったりもしました。効きコーヒー豆できるよ(資格持っててガチ)とかこの後友人とバーに集まってバイオリン弾くんだ、とか。おハイソですわねって感じでした(うぅ...)。企業によって人の性格みたいなものが偏るっていうのはあると思います。

総評

逆求人、本当にオススメです。

就活における軸が決まると意外なことにスキルについて頑張るとか、そういった側面でも効いてきます。目標が具体的になると少なくとも僕は火が着きました。

記事内で「スキルは別に…」みたいに書いてますが、実際選考フローの中で競技プログラミングみたいな問題を解く必要があるケースは少なくない(それをする企業を"スキルは二の次"と記事内で書いたつもり)ので、機会損失を防ぐためにもいち早くその状況を肌で感じることが大切だと思います。

はじめましてと自己紹介

はじめまして(詐欺)

ブログを書いては閉鎖する芸能人をしてきましたが、就活をする上で自己分析を兼ねてブログを再開することにしました。 昔書いたものに手を加えた記事も公開しています。

それとブログのタイトルですが、今の所タイトルの要素はないです。

ハンドルネームとTwitter

僕のハンドルネームですが、本名から取っています。

吉川 巧(Yoshikawa Takumi) → 河田 クミ(Kawata Kumi)

本名から先頭の"Yoshi"を取り除いていい感じに整えたらアニメキャラみたいになったので自分でも気に入っています。

さてと、自己紹介と書いておきながらこれ以上書くつもりはなく(ブログ継続のため短く書いてる(言い訳))、あとはTwitterに役割を投げます。 採用人事に臆せず素でTwitterをやっているので、アカウントを直接見てもらえると色々分かるんじゃないかなと思います。 twitter.com 申し訳程度のアウトプットですが、Githubアカウントも併記しておくのでよければどうぞ。 github.com

よろしくお願いします💪

エイチームのインターンシップを終えて

Webエンジニア向けインターン

とっても遅筆になってしまいましたが、8/3(金)~8/5(日)の3日間で株式会社エイチームのWebエンジニア向けサマーインターンシップに参加してきました。

僕としてはこういったインターンシップに参加することは初の経験で、技術うんぬんがどうだったな、というよりは精神的に獲得できたものが大きかったなという印象で、家に帰ってきてからは良くも悪くも放心状態に陥ってしまうぐらいでした。7チーム中1位という結果を残すことができたこともあり、貴重だったなと思うのですが。本当に思うことが多すぎました。チームメンバーには感謝しかありません。

内容

大雑把にまとめるとこういった内容でした。

場所:名古屋市中村区名駅三丁目28番12号大名古屋ビルヂング 32F
日程:2018年8/3(金)~8/5(日)
趣旨:Webエンジニアとして”ユーザが思う真の課題”を解決する(後述)
形式:コンテスト型3Daysインターン
必要だったスキル:Ruby on Rails、Vue.js、docker力、git力など

メンターの方から「毎年毎回、同じような内容で仕事してもらっているから詳しく書きすぎないでね」と言われているので、内容について詳細に書きすぎないようにします。

このインターンシップ、開発フェイズが前半と後半に分かれていて、大雑把に、前半はお題解決型、後半は自由開発型、という流れでした(本当に大雑把)。これだけだと多分伝わっていないので、あとは本文で説明していきます。

導入

そういえば!開発の前に色々したんだった、ということを思い出したのでそこから書いていきます。会場で参加者が全員集まると、まずはエイチームのスタッフがぞろぞろ出てきて(CTO含めて3人)、「自分たちは運営に回るから」と3日間の概要について説明をしてくださった後に、チームメンバーの発表があり、まずはチームのミーティングから始まりました。それからオフィスを見学し、では一通り見学しましたね、というところでちょっとした技術講義を挟んでから、いよいよ開発が始まりました。

今思えばこの時のチームミーティングが本当に大きかったと思います。「優勝狙っていこう」と言ってくれたメンバーがいて、おかげで全員が結託できたのかなと感じます。3人+メンター1人、というチーム構成でしたが、圧倒的にWebの経験値が低い僕を導いてくれたのは技術的なフォローだけではなく、ここで誓ったプライドに技術を追いつかせたいと思わせてくれた精神的なフォローでもありました。

(2019/01/05.追記)とにかく技術力が足りずに苦しみましたが、この時のメンバーとTwitterで今も仲良くしていて(と思いたい...)、「社交辞令じゃなくて飲みに行こう!」と言ってくれたりする仲間に恵まれました。本当に嬉しい限りです...!

3日間どんな場所にいたか

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3日間を通しての開発環境(物理)はこういう雰囲気でした。(座るとこ写ってない…)この場所は社員食堂として使われているそうですが、インターンは金曜から日曜の間だったせいか社員さんでごった返す、みたいな状況に遭遇しませんでした。むしろ僕たちだけがずっとオフィス兼食堂として使わせてもらってたなあという感じでした。

前半戦(~2日目昼)

前半戦はチケット制で改善すべき点が開示になりまして、早速チーム間での殴り合いが始まるのですが、筆者は"チケット"という言葉について理解をしていなくて面食らってしまったため、ここに「チケットとはなんぞや」を記したいと思います。

チケット

実施すべき作業、修正すべきバグなどの一つ一つのタスクをRedmineのプロジェクトにチケットとして登録します。1件のタスクにつき1件のRedmineのチケットを作成し、タスクの内容・優先度・担当者・期日・進捗状況などを記録できます。

プロジェクトにチケットを追加し、担当者を割り当て、そして作業の進捗に応じてそのチケットを更新していく、というのがRedmineでタスクを管理する際の基本的な流れです。

引用したように、"Redmine"というソフトウェア上で用いられる考え方(他でも使われているのかも?)で、このインターンではお題のアプリケーションに報告されているバグについてチケットが提示されていたので、それをメンバーで手分けして解決していきました。

お題はいくつかあったのですが、僕は1日目の終わる頃に環境構築を間に合わせることしかできず(それ自体がチケットでした)、チームメンバーには迷惑をかけてしまったなと感じました。当日までに僕が勉強してきたのは「Railsチュートリアル」と「パーフェクトRubyOnRails」でしたが、こういった学習法で書いてある通りに開発することに慣れてしまうことも悪手だったと思います。チケット制、というのはボトムアップ的にひとつひとつ作り上げていく手法ではかみ合わず、虫食い的に要求される課題を既存のアプリケーションに組み込んでいく、という手法でアプローチしなければいけません。自分なりに考えてフレームワークを扱う力が必要だったなと痛感しました。あとGitについても破滅的にできなかったのでとにかく辛かったです...。

その晩は必死にGitの扱いに熟練することだったり、自分がどうやったらチームに貢献できるだろうか、ということを考えて過ごし、2日目が始まりました。が、相変わらず第1フェイズでのチケットを解決できず、惜しいところまで迫ったところでやっぱりできずに引き返す、ということを繰り返して区切りの時間が来てしまいました。さて、この時点での順位が1位でしたが、貢献度が低いだけにとても悔しい思いをしたのを覚えています。

後半戦(~3日目夕)

後半戦は今まで触れてきた日報ツールに関して「不満な点を自由に解決しましょう」という流れで、全チームがその場の(自チーム以外でも)メンターさんにヒアリングする時間を設けてもらいました。

ヒアリングが終わり次第さっそく開発に移っていきましょうか、という雰囲気でしたが、ここでヒアリングを大事にしようという方針のもと、僕たちのチームリーダーがその場のメンターさん全員にヒアリングをしてくれました(すごい)。最初に優勝したって書いたので書くのですが、結論としてこのヒアリングが効いて開発内容が評価されたし、チームメンバーも全員が納得して開発を行うことができました。

2日目は残す時間が午後だけ、というのもあり、綿密に立てた計画とそれを元にした設計が主な内容でした。ここも設計に関してチームリーダがめちゃくちゃ働いていたのでもう本当にすごいなと感じていました。開発の方針が見えてきた段階で、開発を二手に分けてやろうという流れになり、リーダーが一人でゴリゴリに仕事をする傍ら、僕ともう一人のメンバーで一緒になって設計して、開発することになりました。さらに僕は一番弱かったので、メンターさんにほぼ付きっきりになっていただきました。かたじけない...。

それで、一応ホテルに戻って日をまたぐのですが、この夜はほとんど寝ないで開発をしていました。技術不足で本当に辛かったですが、ホテルの部屋にみんなで集まって開発をするのは本当に楽しかったです。なんというか色々と浄化されました(当時友達と疎遠になっていたりして辛かったので...)。

3日目、実はプレゼンまで見据えて開発時間を考える必要があってドタバタしてしまいましたが、僕としては開発で時間が押していたから締め切り駆動でプレゼン資料を効率よく制作できて良かったと思っています。あの時、メンバー全員が頭をギュルンギュルン回転させていて一緒にいるのが気持ちよかったです。二手に分かれて制作していた開発も区切りのいいところまで出来上がったので、プレゼン内容がすごく充実していたと思います。先述した通り、チームが納得していたからこそ一貫性があって説得力のある内容だったと思います。

結果、前半戦の時点で1位だったのに加えて、プレゼンを終えた段階で後半戦の評価が2位、ということで総合得点で1位を獲得することができました!

懇親会と総評

わーい良かった良かった、ということでそのまま懇親会をする流れになり、チームメンバー以外の学生と交流して仲良くなったり有志によるLT大会を聴いたりしました(LTって当時初めて聴いた)。

美味しい食事を食べながらお酒を飲んでほんほんとしていたのですが、ここでもリーダーがLT大会で得票数1位を獲得してAmazonギフト券をもらっていたのでほんと(略)。

総評です。僕はとにかくWebの知識が足りずに苦しみましたが、いろいろな事に恵まれて貴重な体験ができました。強めな書き方になってしまうのですが、普段の学校生活で知っていた環境って思っていた以上に閉じた環境だというのを思い知って、世の中こんなにレベルが高いんだ、とか純粋にエンジニアリングって楽しいなと思うことができました。あと、3日間を通して毎日メンターさんと一対一で「将来どうなっていきたい?」といった話をしていて、「この環境が素晴らしかったのでこういう場所がいいです!」(とまでは言いませんでしたが)というぐらいWeb系の業界って良いなと思うきっかけになりました。

これから考えないといけないことが山積みですが、良い機会なので悩んでいこうと思います。