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逆求人イベントを終えて

逆求人イベント(サポーターズ主催)に参加しました

12月22日にサポーターズさん主催の逆求人イベントに参加してきました。

参加の表明をしたのが11月末のギークフェスタの2日前だったので、ギークフェスタの際に企業のブースで居合わせた学生と「逆求人イベントをきっかけにして就活を始めてみようと思うんだけど」という話をしたのですが、「そのイベントは強い人しか来なそうだから嫌だ、参加しないよ」みたいな声を聞いたので、それはもったいないぞ、ということをこの記事には書いておこうと思います。

逆求人is何っていうのはこれです。

スキルが弱い人でも参加しちゃえば良いという話

「就活には学生のリーチしにくい情報が多い」という話題から書きます。

まず自分のスペック的な部分を書きますが、僕は入った大学を中退してまで専門学校でプログラミングを学んできましたが、特別強いわけではなく(今まで作った作品もローカルでしか動かないし今でも放置気味)、面談の中で作品について強めにアピールすることはできませんでした。 当然見せることができた方が良いと思うし、企業によってはエントリーの際に「何か作ったもののURLがあれば書くように(必須であったりなかったり)(どっちにしても圧)」という項目があって辛い思いをするので、やれるならやれるだけコミットするべきだと思います。 (以下は当日撮った写真)

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しかし、逆求人という場では学生にとって本当に多くの情報が提供されます。 単純に情報量が多いというだけでなく、普通に就活をしていたら学生の知り得ない情報に沢山リーチできます。 その中で、「考えるべきはスキルだけではなく、むしろそれ以外の要素だ」という考えに到達できたので、その点を踏まえて逆求人のメリットをいろいろ書きます。

スキルが足りないからという理由で、就活する上で全員が考えるべき問題について先送りにしてしまうのはもったいないんですよ。

就活は企業に媚を売るものだと思っていた

端的な書き方をしますが、就活では「自分の素を大事にすることが重要」だということを聞いたし、そのおかげで就職先について具体的に考えることができるようになりました。

イベント当日ですが、僕はスキルについてだけで25分(1社あたりの持ち時間)も話せないと思っていたので、最終兵器として「就活って何をすればいいんですか」という質問を用意して10社と面談しました。 この質問を多くの企業に1日でできたのが大きいと思っていて、ほとんどの企業から「最終的に合うか合わないかを見るので素で来てくれるとお互いに(入社後も)幸せだと思う」との回答をいただきました。 つまりここで一度に多くの企業から「媚びなくていいよ」と肯定してもらうことができたのです。 (当日持ち込んだスライドはこれ)

あれ???でもこれってほとんどの企業が就活のためにやるべきことを示唆しているような...

自己研究をやれ(やっぱり圧)

うっ(足りないスキルのことを考えるあまり自己研究してなかったわ😇)、となりました。 話をしていて。

どうやら就活において、新卒でエンジニアになるためにスキルを問うシーンは「必須or二の次or無し」で、自己研究が必須の要件になってくるみたいだというのを察することができました。 それはそうだ...。

でも、そこは流石に逆求人というのが救いのあるイベントで、面談をした企業のほとんどから会社見学のお誘いや選考の優先案内を受けたりすることができます(当日の出来に左右されないと思う)。 企業ともっと綿密なお話ができたり、実際にざっくり就活をしてみて傷つくなどをすることができて、何もないところから自己研究をするよりも圧倒的にやりやすい状況に身を置くことができます。

少し具体的な話をすると、僕はエンジニアとして就職するなら自社開発の企業が良いよねーぐらいに思っていたのですが(大手志向)、当日、規模は小さいながらも受託で丁寧な仕事をしている、という会社に出会うことができて、うまく言語化ができないけど興味を持ち始めている自分がいて、「就活における自分の軸」について熟考することができています。

あと、視座の高いベンチャー企業の方々に飲みに誘って頂いて、イベントのその後色々話すんですが、趣味とか価値観が合わないとキツイなぁ...と思ったりもしました。効きコーヒー豆できるよ(資格持っててガチ)とかこの後友人とバーに集まってバイオリン弾くんだ、とか。おハイソですわねって感じでした(うぅ...)。企業によって人の性格みたいなものが偏るっていうのはあると思います。

総評

逆求人、本当にオススメです。

就活における軸が決まると意外なことにスキルについて頑張るとか、そういった側面でも効いてきます。目標が具体的になると少なくとも僕は火が着きました。

記事内で「スキルは別に…」みたいに書いてますが、実際選考フローの中で競技プログラミングみたいな問題を解く必要があるケースは少なくない(それをする企業を"スキルは二の次"と記事内で書いたつもり)ので、機会損失を防ぐためにもいち早くその状況を肌で感じることが大切だと思います。